いがぐり苑｜熊本県菊池市｜ラーメン

栗ご飯も有名ないがぐり苑

熊本県菊池市にあるいがぐり苑に行ってまいりました。日田街道沿いにあるお店です。

お店の前には看板も出ていました。

駐車場は建物の左右にあります。

両方ともけっこうな台数を収容できるキャパシティを誇ってました。

店頭には秋季限定の栗ご飯の案内が出ています。栗ご飯は年によって違ういますが、基本的には8月20日から10月中旬まで。その年の気候や災害などによって販売期間は前後するそうです。

広々としたお座敷もある店内

店内に入ると右手にお座敷。

左手の奥には厨房と向かい合ってカウンター席があります。

カウンター席の背中向かいには小上がりもありました。

入口のすぐ左手にはウォーターサーバーがあるので、基本的にお水はこちらでセルフサービス。ただし熊本地震の際にウォーターサーバーが落ちてレバーの部分が少し壊れたため操作にはコツが必要。手があいてるときは汲んでくださるようです。また皿や茶碗もほとんど割れてしまったので、全て買い替えられたそう。こうやって営業されているのは有り難い事です。

ウォーターサーバーの横に栗ご飯の陳列場所。だいたい14時ごろには売り切れるそうです。この日は14時半過ぎの訪問でしたが運良く１つ残っており、お持ち帰りで栗ご飯（600円）を購入。ラッキーでした。栗ご飯は電話でも予約可能だそうです。福岡など県外からも買いにこられるようで、前日には長崎からも来られたそう。県外からだと10個単位で購入される方も珍しくないほどの人気商品です。

カウンター席の右端にはおでんの鍋。これは気になります。

豊富なメニュー

メニューはお昼（11時〜13時）限定の定食はラーメン定食、ホルモン定食、ギョーザ定食の３種類。

麺類はラーメンをはじめみそラーメン、肉うどん、並うどん、冷やし中華（夏限定）、ざるそば（夏限定）となってます。今回はラーメン（700円）を注文。今回はノーマルサイズですが、ラーメンに関しては大盛も可能です。

ご飯物は焼めし、肉めし、親子丼、カレー、たかなめし、ごはん、おにぎりといったラインナップ。

汁ものはみそ汁や豚汁、お吸い物もあります。その他は餃子や野菜いため、ホルモン煮込み、おでん、酒の肴など。

飲み物はビールに日本酒、焼酎、ジュースと一通りそろってます。

栗ご飯は店内でのお召し上がり、お持ち帰りの両方が可能。栗ご飯の定食も提供されています。

調味料も充実

卓上には唐辛子やソースなどの調味料が用意されていました。

紅ショウガやニンニクチップもあります。

いがぐり苑のラーメン

こちらがいがぐり苑のラーメン。トッピングはチャーシューにキクラゲ、玉子、海苔、ネギとなってます。

口当たり自体は思いのほかさっぱりしているスープ。香ばしいニンニクの風味がほどよく香ります。ベースには鶏ガラと思われる旨みがよくきいている。塩気もほどよくコショウもきいているので、よく味わうとパンチがあります。後にはかすかに豚骨っぽいまろやかさが楽しめました。

麺は中太のストレート。茹で上がりはやや硬めでしょうか。ツルッとしていてススりやすく、歯切れがいいです。徐々にスープに馴染んできました。

チャーシューはしっかりと味がしみてます。柔らかくて食べやすい。素材の風味も味わうことができました。

秋の名物　栗ご飯

持ち帰った栗ご飯はその日の晩ご飯。

赤飯に栗がたっぷりと入っています。栗はホクホクで甘い。赤飯にはほんのり塩気がきいていて、栗の甘さを引き立ててくれるようでした。

ご主人はもともと農業をされていたそうですが、腰を痛めたので30代のときにラーメン屋を始められたそうです。今でも家は農業をされているので、栗ご飯の栗とお米は家で作ったもの。なぜラーメン屋さんで栗ご飯なのかと思っていましたが、長年の疑問が解けました。ラーメン屋さんもけして多くない地域ですので貴重なお店だと思います。30年以上も営業されていますが、代替わりもされるようなので今後も長きに渡って営業していただきたいですね。