ぶーの家｜沖縄県西表島｜いのししそば

船浮集落にあるぶーの家

沖縄県の西表島にあるぶーの家に行ってまいりました。西表島の陸の孤島、船浮集落にあるお店です。

テラス席

ぶーの家の飲食スペースはテラス席。

テーブル席が2つほどあります。

メニュー

メニューはいのししカレー、チキンカレー、いのししそばの三本立て。今回はいのししそば（850円）を注文しました。

いのししそば

こちらがぶーの家のいのししそば。

トッピングは猪の肉とホルモンとなってます。

スープはあっさりめの口当たり。なんですがまろやかさが徐々にかつ力強く増してきます。淡くみずみずしい感じもある。そして優しい旨みがジワーっと広がってまいります。そしてとにかくダシが出まくっている。聞けば猪をまるごと一頭使ってダシをとられているそうです。豚骨を彷彿とさせながらも少しさっぱりとしている印象でした。

麺は中太のストレート。茹で上がりは普通くらいでしょうか。表面は少しツルッとしていてプリッとした食感です。場所柄お客さんが限られるため乾麺を使用されているということでした。

トッピングされている猪の肉は骨に付いているものですが、すぐに外れるので食べやすい。豚肉に似ているようで異なります。そして全く臭みがない。これはホルモンも同様です。

腸や肺など色々な部位が入っていてバラエティー豊か。臭いがとれるまで塩揉みしたり、煮てアクをとってあるそうです。めちゃくちゃ手間隙かけてあります。

ホルモンが苦手な方でも安心して食べることができるでしょう。

ちなみにこちらがご主人いちおしの肺です。

いのししカレー

こちらのお店ではカレーもいただきました。スパイシーな仕上がりです。

もちろんシシ肉も入ってます。そのためかカレー全体にも特有の風味があるように感じる。船浮集落に来たら一度は食べておきたい一品です。

ニワトリ

ぶーの家ではニワトリを飼われているようで、その辺りをウロチョロしています。暑いのか水に浸かったりしていました。

近所のお宅が飼っているニワトリもいるとのこと。急な雨が降ったら走って濡れない場所に避難する姿もかわいい。なんだか癒やされました。

もともとカレーが有名と聞いて伺ったぶーの家。実は最初にカレーをいただいたのですが、ご主人からそばの話を聞くうちにどうしても食べたくなり、そばもいただきました。本当にそばも食べて良かった。

ご主人は今では数少ない船浮出身の船浮在住者。昔から住んでいる家は集落全体でも片手で数えるほどだそうです。一度は集落を出られましたがリターンされ、現在は郵便配達をした後にお店を営業されています。40人くらいの集落では飲食店もかなり限られるのでものすごく貴重なお店ですね。